刑事事件でお悩みの方へ
ある日突然、警察から連絡きたり、自身や身内が逮捕されたりするのが刑事事件です。
多くの人が、今後、どうなるのだろうか、何をすればいいのだろうか、分からないことばかりだと思います。
私は、刑事事件に特化した事務所に所属していたことがあり、様々な事案に携わり、身に覚えがないのに容疑をかけられてしまった、刑事裁判にかけられたが執行猶予を獲得したい、被害者と示談をしたいなど様々な悩みを抱えた方の弁護活動をしてきました。
刑事事件では、「初動が大事」だと言われることがありますが、今後の手続の流れを知り、どのようなことをしていくべきなのか、1人で悩まずに、まずは弁護士に相談をするのが重要だと考えています。

弁護士はどのようなことができるの?
刑事事件において、弁護士がどのようなことができるかは事案によって様々で、たとえば、次のようなものが考えられます。
・逮捕された方の釈放を求めること
・被害者との間で示談をすること
・不起訴を獲得し、刑事裁判になるのを回避すること
・刑事裁判で無罪判決や執行猶予を求めていくこと
私が刑事事件で、初動と同じように大事だと考えているのが、「見通しを立てる」ことです。
たとえば、おおよそ不起訴を獲得するのが困難な事案において、不起訴を獲得しようという弁護活動を行うことで、本来得られたかもしれない成果すら得られないこともあります。
今、どのような弁護活動をすべきなのか、知識や経験に基づいた見通しを立て、それに向けて弁護活動をしていきます。
刑事事件に関するご相談をいただいた場合には、事件内容を聴き取り、見通しを立て、どのような弁護活動を行っていくかご説明した上で、ご依頼いただくかを検討していただきます。
これまでの取扱事例・解決のポイント
①性犯罪:性犯罪としては、無理やり性行為やわいせつ行為をした事案(不同意性交等・不同意わいせつ)や痴漢・盗撮をした事案などを取り扱ってきました。
性犯罪の事案の中には、事案の性質に応じて、逮捕・勾留される場合があります。被害者と接触しないことを約束し、また身元を引き受ける人がいることを、検察官や裁判官に主張して、身体拘束から解放できた事案もあります。
性犯罪事案においては、被害者と示談することが重要になってきます。加害者が被害者と直接話すことは難しいことが多く、その場合には弁護士に依頼する必要があります。また、示談交渉をする中で、被害者から「金で解決するつもりなのか」など言及されることがあります。示談交渉においては、被害者の意向も聞きながら、謝罪の意を伝え、誠意を示していくことが重要です。
②窃盗・詐欺:コンビニで万引きをした事案、特殊詐欺をして捕まった事案など取り扱い、不起訴や執行猶予を獲得してきました。
財産犯と呼ばれる窃盗や詐欺事件においても、被害弁償や示談ができるかが重要になります。また、共犯者がいるような事案においては、口裏合わせの可能性を指摘され、身体拘束を受けることもあり、早期に釈放を目指す必要もあります。
似たような事案としては、恐喝、横領(業務上横領)、強盗事件も取り扱ってきました。
③薬物事案:違法な薬物(大麻やMDMAといった麻薬、覚せい剤等)を所持したり、使用したりし、逮捕され、刑事裁判にかけられた(起訴された)といった事案を取り扱ってきました。
薬物事案の特徴としては、身体拘束の可能性が高いため、できるだけ早い段階で釈放に繋げられるかがポイントになります。早期の釈放は、仕事や学校などに対する影響を小さくしていくこと、医療機関に相談するなど再犯防止のための取り組みをすることに繋がっていきます。
料金の目安について
ご依頼される場合の料金の目安は、次のとおりです。実際には、ご相談の内容を踏まえて、具体的な金額を提示させていただきます。
| 着手金 | 20万円(税抜)~ *身体拘束を受けている場合、30万円(税抜)〜 |
| 成功報酬 | 着手金の半分~2倍程度 |
| 日当 | 裁判対応 2万円(税抜)/回 接見その他 1万円(税抜)/回 |
*着手金については、捜査段階から裁判となった場合には、10万円(税抜)~の追加着手金がかかります。